神格化された塔

生まれる前からの、この街のシンボル。
地名と共に思い出される物。
この塔はただそれだけの意味を持っているのではない。
街を一望できる、という特徴だけでなく、電波を集めて発信するために建てられたのだ。
情報が物を言う今の時代、この塔が町を統べているといっても過言ではない。
ましてや、その情報を集め、発信する側から見れば、
この塔は受け取り手に直接繋がる…多くの者に情報を受け取ってもらいたい発信する側にとっては神に近い者かも知れない。
また、この街に住まない者がこの街を訪れたら、この塔を是非詣でようとするだろう。
この塔を、是非こちらの街にも、と望む別の街もある。この街は、それを阻止したがっている。
しかし、この塔を模して建てられた塔は別の地域に行けばいくつか思いつく。
どこかで神の様に思っているからよそに移すのを恐れているのかもしれない。
また、神の様なカリスマ性がこの塔を模したような塔を作らせるのかも知れない。
高さ。その塔に登れば、この大都市を見渡せ、あたかもそれは神の視点だ。
この塔はそんな風景を毎日見守っている。
そうしてこの街が変わり行くのを神の様に見守ってきた。
昔から人は大木を神として崇め、奉ってきた。それは、長い年月変わり行くものを見守ってきたと言う側面があるからだろう。
お気づきでないか?すぐ側にあるが故、意識に上ってはいないかも知れないがこの塔は神となりつつあるのだ。
この塔が無くなるのは恐ろしいだろう?
…東京タワー。それは現代の神格化された塔なのだ。
能子様
とても綺麗な空に見惚れてしまいました。
何色も重なっている色にうっとりです。
「東京タワー」とお題をこのように繋げられるだなんて素敵ですねv
素敵なイラストをどうもありがとうございました!